養蜂での途上国支援

ニホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種です。トウヨウミツバチはアジアの広い地域に生息しています。

発展途上国の農村部では、自給自足に近い生活を行なっている住民も多いですが、養蜂はそのような住民の副収入源となる可能性があります。

そう言った地域では、丸太をくり抜いた巣箱や、伝統的な方法で飼育している場合が多いですが、重箱式巣箱に切り替えることでハチミツの生産量を増加させることができるかもしれません。

丸洞式巣箱からの移行

丸洞式巣箱の最大の問題は、巣を破壊しないとハチミツを採取できない点です。

丸洞式巣箱と重箱式巣箱は、採蜜方法以外の飼育方法には大きな違いがありません。重箱式巣箱は単純な構造ですので、木材が手に入るところであれば簡単に製作できます。

丸洞式巣箱から重箱式巣箱に切り替えることで、ハチミツの生産性を高められる可能性があります。

実際に、日本では丸洞式巣箱から重箱式巣箱に切り替えた人が多くいます。

重箱式巣箱

重箱式巣箱はとてもシンプルな巣箱であり、野生にニホンミツバチが暮らすように生活します。採蜜や最低限の管理が行いやすいように工夫されています。

重箱式巣箱

巣枠式巣箱

巣枠式巣箱は素晴らしい巣箱ですが、農村部で副収入目的の場合、巣枠式巣箱が常に最適とは限りません。

自給自足的な生活を送る人々は、様々な農作物の栽培を行なっており、十分な時間もない場合があります。

巣枠式巣箱の飼育方法を学ぶ時間も必要ですし、巣枠式巣箱は丸洞式巣箱や重箱式巣箱よりも飼育に時間がかかります。

丸洞式巣箱と巣枠式巣箱では飼育方法も大きく変わります。巣枠式巣箱を使った飼育方法を教えてくれる人が身近にいないと難しいと考えられます。